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- 虫歯
- 2026/10/24
詰め物が何度も取れるのはなぜ?取れやすい原因と、繰り返さないための治し方
「また同じ歯の詰め物が取れた…これで3回目」「付け直してもらっても、しばらくするとまた外れる」
同じ場所の詰め物が何度も外れると、食事のたびにヒヤヒヤしますよね。「前の歯医者さんの治療は大丈夫だったのかな」と不安になる方もいらっしゃると思います。何度も取れることをきっかけに、別の歯科医院を探される方もいらっしゃいます。
詰め物が何度も取れるのには、多くの場合はっきりとした原因があります。この記事では、詰め物が外れやすくなる5つの原因と、繰り返さないための治し方、別の歯医者で診てもらうときのポイントをわかりやすく解説します。
※いま詰め物が取れたばかりという方は、詰め物・銀歯が取れたときの応急対処を先にご覧ください。
詰め物が何度も取れる5つの原因
1. 詰め物の下で虫歯が再発している
もっともよくある原因のひとつです。詰め物と歯の境目には、目に見えないほどの小さなすき間ができることがあります。そこから細菌が入りこむと、詰め物の下で虫歯が広がってしまうのです。歯の内部が空洞のようになると、詰め物を支えきれずに外れてしまいます。
この場合、外れた詰め物をそのまま付け直しても、土台の虫歯が残っているためまたすぐに取れるという悪循環におちいります。
2. 歯ぎしり・食いしばり・噛み合わせの強い当たり
寝ている間の歯ぎしりや、日中の無意識の食いしばりでは、食事のときよりずっと強い力が歯にかかることがあります。また、噛み合わせの中でその歯だけが強く当たっていると、毎日少しずつ詰め物を揺さぶる力がかかり続けてしまいます。
「朝起きるとあごが疲れている」「歯がすり減っていると言われたことがある」という方は、この原因が隠れているかもしれません。
3. 歯が薄く、詰め物を支える力が足りない
虫歯の治療を繰り返すうちに、歯は少しずつ削られて薄くなっていきます。詰め物は、残っている歯の壁に支えられて固定されています。そのため、支える壁が少なくなると、詰め物で治すという方法そのものに無理が生じていることがあります。
4. 詰め物や接着剤の劣化
詰め物を固定している歯科用のセメント(接着剤)は、長年使ううちに少しずつ劣化していきます。何年も前に入れた詰め物が外れた場合は、寿命ということもあります。ただし、短い期間で何度も取れる場合は、ほかの原因を疑う必要があります。
5. 粘りのある食べ物・硬い食べ物の習慣
キャラメル・おもち・ガムなど粘り気のある食べ物は、詰め物を引っぱり上げる力をかけます。氷や硬いおせんべいを噛む習慣も歯への負担になります。ただ、食べ物がきっかけで取れた場合でも、実は1〜4の原因によってすでに外れやすくなっていたということがよくあります。
「付け直すだけ」では繰り返しやすい理由
詰め物が取れたとき、歯や詰め物の状態がよければ、そのまま付け直すことができます。しかし、何度も取れている歯の場合、「なぜ取れたのか」を確かめずに同じ形で付け直すと、また同じトラブルが起こりやすいのです。
当院では、何度も取れているとお聞きした歯について、次のような点を丁寧に確認します。
| 確認すること | わかること |
|---|---|
| 詰め物の下の状態(レントゲン・目で見て) | 虫歯が再発していないか、どのくらい広がっているか |
| 残っている歯の量と厚み | 詰め物で支えられるのか、被せ物にしたほうがよいのか |
| 噛み合わせ・歯のすり減り方 | その歯だけ強く当たっていないか、歯ぎしりのサインがないか |
| 取れた詰め物の形・内側 | 合っていない部分や、外れる方向の手がかり |
繰り返さないための治し方
外れてしまう原因がわかれば、それに合わせて対策も変わります。
- ・詰め物の下に虫歯がある場合…虫歯をきちんと取り除いたうえで、今の歯の形に合わせて新しく作り直します。
- ・歯が薄くなっている場合…部分的な詰め物ではなく、歯全体をすっぽり覆う「被せ物」にすることで、外れにくく、歯が割れるのも防ぎやすくなります。
- ・噛み合わせが強く当たっている場合…特定の歯に負担が集中しないよう、噛み合わせの調整をあわせて行います。
- ・歯ぎしり・食いしばりがある場合…寝ている間につけるマウスピース(ナイトガード)を使って、強い力から歯と詰め物を守る方法があります。
どの方法が適しているかは、歯の状態や患者さまのご希望によって変わります。当院では、考えられる治療の方法とそれぞれの違いをわかりやすくご説明し、納得していただいてから治療を進めます。治療を押し付けることはありませんので、「まずは原因だけ知りたい」というご相談でも大丈夫です。
別の歯医者で診てもらってもいいの?
「前の歯医者さんに申し訳ない」「途中で通院先を変えると嫌がられるのでは」と心配される方もいますが、別の歯科医院で診てもらうことはまったく問題ありません。どうぞご安心ください。
受診される際に、次のことを教えていただけると、原因を探す大切な手がかりになります。
- ・その歯の詰め物がいつ頃から、何回くらい取れているか
- ・取れたときに何を食べていたか(または何もしていないのに取れたか)
- ・しみる・痛むなどの症状があるか
- ・歯ぎしりや食いしばりを指摘されたことがあるか
これまでの治療内容がわからなくても、現在のお口の中とレントゲン写真で確認できますので、そのままお越しください。もし手元に取れた詰め物があれば、ぜひお持ちください。
何度も取れる歯を放っておくと…
「どうせまた取れるから」と付け直さずに放置してしまうと、穴があいたままの脆い歯で噛むことになり、虫歯の進行や歯の破折(歯が割れること)につながります。歯の根っこまで深く割れてしまうと、歯を残すこと自体が難しくなるケースもあります。
何度も取れるのは、歯からの「このままでは持たない」というSOSのサインかもしれません。大切な歯を残せるうちに、原因からしっかり見直すことが大切です。
よくある質問
Q. 何度も取れるのは、前の歯医者の治療が悪かったからですか?
A. 一概にはいえません。詰め物の下での虫歯の再発や、歯ぎしりによる負担、歯が薄くなっていることなど、治療後に起きたお口の変化が原因であることも多いからです。大切なのは、今のお口の状態に合った治療法を選び直すことです。
Q. 保険の銀歯だから取れやすいのですか?
A. 素材だけで決まるわけではありません。残っている歯の形や噛み合わせ、虫歯の有無などのほうが大きく影響することが多いです。素材ごとの特徴や違いも含めて、検査のあとに丁寧にご説明します。
Q. 被せ物にするとき、神経を取る必要がありますか?
A. 必ず神経を取るわけではありません。虫歯の深さや痛みの有無などの症状によって判断します。当院では、できるだけ歯と神経を残す方法を患者さまと一緒に考えていきます。
まとめ
- ・詰め物が何度も取れるのには、虫歯の再発・歯ぎしりや噛み合わせ・歯の薄さなどの原因があります。
- ・原因を確かめずに付け直すだけでは、また同じように取れやすくなります。
- ・原因に合わせて、作り直し・被せ物への変更・噛み合わせの調整・マウスピースなどで対策します。
- ・別の歯医者で診てもらうことは問題ありません。前の治療内容がわからなくても大丈夫です。
姫路市で「詰め物が何度も取れる」とお悩みなら「やはた歯科」へ
同じ歯の詰め物が何度も取れてお困りの方は、やはた歯科にご相談ください。
兵庫県姫路市勝原区(JR網干駅から徒歩約13分、駐車場27台完備)のやはた歯科では、「なぜ取れるのか」をお口の中とレントゲンでしっかり確認し、原因と治療の選択肢をわかりやすくご説明してから治療を進めます。
- ・噛み合わせまで含めて確認し、繰り返しにくい治療をご提案
- ・治療後は担当の歯科衛生士による定期メンテナンスで、詰め物の下の虫歯の再発予防をサポート
他院で治療した歯のご相談も歓迎しています。お電話(079-272-8686)で「詰め物が何度も取れる」とお伝えください。

この記事の監修

八幡 智裕(やはた ともひろ)
当院は、平成10年10月、姫路市勝原区や網干区、太子町の患者様が多い歯科医院です。おかげさまで開院当初から、たくさんの患者様にご来院いただいています。「第一に患者様のことを考えた治療を行うこと」を何より大切にしており、患者さんとの相互理解を重要視し、患者様にご満足いただけるよう医院作りに努めています。
所属学会・研修会
日本歯科医師会 会員/兵庫県歯科医師会 会員/姫路歯科医師会 会員/国際歯周内科学研究会 会員/JPDA 有床義歯学会 会員/研修会筒井塾 咬合療法コース/山田先生エンドベーシックコース/大阪SJCDベーシックコース/大阪SJCDレギュラーコース/OSIインプラントセミナー/S.O.R.Gベーシックコース/JACID インプラント100hコース/CALLベーシックセミナー













