最近の子どもは顎が小さい?歯並びがガタガタになる本当の理由と親ができること

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やはた歯科ブログ

小児歯科
2026/08/25

最近の子どもは顎が小さい?歯並びがガタガタになる本当の理由と親ができること

「うちの子、永久歯が生えてきたけど、なんだかガタガタしている……」 「昔に比べて、今の子どもは顎が小さいって本当?」

お子さんの歯並びについて、こうした不安を感じたことはありませんか? 実は姫路市の「やはた歯科」でも、お子さんの顎の小ささについてのご相談は年々増えています。

この記事では、なぜ現代の子どもは歯並びがガタガタになりやすいのか、その背景にある「顎の大きさ」の問題と、ご家庭でできるチェックポイント、歯科に相談するタイミングをわかりやすく解説します。

歯並びがガタガタになる「叢生(そうせい)」とは

歯が重なり合ったり、ねじれたりして並んでいる状態を、歯科では「叢生(そうせい)」と呼びます。犬歯が飛び出した「八重歯」も叢生の一種です。

叢生が起こる仕組みはとてもシンプルで、歯が並ぶためのスペース(顎の大きさ)よりも、歯の大きさが大きいことが原因です。

10人分のイスに12人が座ろうとすれば、無理に詰めて座ったり、はみ出してしまう人が出ますよね。歯並びも同じで、顎というイスの数が足りなければ、歯は重なったり列からはみ出したりしてしまうのです。

本当に「最近の子どもは顎が小さい」?

顎が小さい傾向の子どもが増えているのは事実と考えられています。

一方で、歯そのものの大きさは昔とほとんど変わっていません。歯の大きさは主に遺伝で決まり、生活習慣の影響をあまり受けないためです。

つまり、

  • 歯の大きさ:昔と変わらない
  • 顎の大きさ:小さくなる傾向

この「ミスマッチ」が、現代の子どもに叢生が多い最大の理由です。

なぜ顎が小さくなっているのか?5つの理由

顎の骨は、生まれたときから完成しているわけではありません。子どものうちに「よく噛む」「正しく呼吸する」といった日常の刺激を受けることで成長していきます。

現代の生活では、この刺激が不足しがちです。主な要因を見ていきましょう。

  1. やわらかい食事が増えた
    ハンバーグや麺類など、あまり噛まなくても飲み込める食事が増え、顎の骨や筋肉への刺激が減っています。
  2. 口呼吸の習慣
    口をポカンと開けて呼吸していると、舌の位置が下がり、上顎を内側から広げる力が働きません。
  3. 舌のクセ・飲み込み方のクセ
    舌が低い位置にある、飲み込むときに舌が前に出るといったクセが顎の成長を妨げます。
  4. 姿勢の問題
    スマホやゲームなどでうつむいた姿勢が続くと、下顎の成長に悪影響が出ることがあります。
  5. 指しゃぶり・爪かみなどの習癖
    4〜5歳を過ぎても続く指しゃぶりは、前歯が前に出たり上顎が狭くなったりする原因になります。

ご家庭でできる顎の大きさチェックのポイント

次のような様子が見られる場合、顎の大きさが十分でない可能性があります。ぜひ一度、お子さんの様子を観察してみてください。

  • 乳歯がぴったり隙間なく並んでいる(※乳歯の時期は少し隙間があるのが理想です)
  • ・永久歯が乳歯の内側や外側からずれて生えてきた
  • ・前歯の永久歯が、ねじれたり重なったりして生えている
  • ・いつも口がポカンと開いている/寝ているときに口が開いている
  • ・いびきをかく、寝相が悪い、朝すっきり起きられない
  • ・食事中にクチャクチャ音がする、よく噛まずに飲み込む
  • ・下唇を噛むクセ、指しゃぶり、爪かみがある
  • ・横顔を見たとき、顎が小さく引っ込んでいる

複数当てはまる場合は、早めの相談をおすすめします。

歯科に相談すべきタイミングと「小児矯正」のメリット

「矯正は永久歯が生えそろってから」というイメージをお持ちの方も多いですが、顎の成長を活かせるのは子どものうちだけです。

目安は「6〜7歳頃(小学校1〜2年生)」

前歯の永久歯が生え始め、6歳臼歯が生えてくる時期です。このタイミングであれば、顎の成長を利用して歯が並ぶスペースを確保する「小児矯正(第一期治療)」の選択肢があります。

やはた歯科の小児矯正の特徴

当院では、小学校1〜2年生頃から顎を広げる装置を使い、永久歯がきれいに並ぶスペースを作る治療を行っています。

  • 将来の負担を大きく軽減:将来、100万円前後かかる本格矯正や、健康な歯の抜歯を避けられる可能性が高まります。
  • 費用を抑えられる:約36万3,000円(税込)で、装置の作り替えなども含めてサポートします。
  • 治療の仕組み:中央のネジをご家族が週1回程度回し、少しずつ顎を広げていきます。(治療期間の目安はおおよそ4〜5年です)

親ができること:毎日の生活で顎の成長をサポート

矯正治療をするかどうかにかかわらず、日常生活の工夫で顎の健やかな成長を後押しできます。

  • よく噛む食事を取り入れる:根菜類、きのこ、海藻など噛みごたえのある食材を加える。「一口30回」を意識するのも効果的です。
  • 鼻呼吸を習慣に:口が開いていたら「お口閉じようね」と優しく声をかける。
  • 正しい姿勢を意識する:足の裏が床(または足置き)につくイスを使い、背筋を伸ばして食べる。
  • 定期的な歯科検診:虫歯チェックだけでなく、歯並びや顎の成長を継続的に診てもらう。

まとめ

お子さんの歯並びは、見た目だけでなく、虫歯や歯周病のリスク、噛む力、さらには呼吸や睡眠の質にも大きく関わります。

「まだ早いかな」と迷うくらいの時期こそ、相談の適期です。すぐに治療が必要とは限りませんし、経過観察で十分な場合もあります。まずは現状を知ることが大切です。

お子さんの歯並びや顎の成長で気になることがありましたら、姫路市・勝原区の「やはた歯科」まで、どうぞお気軽にご相談ください。

この記事の監修

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八幡 智裕(やはた ともひろ)

当院は、平成10年10月、姫路市勝原区や網干区、太子町の患者様が多い歯科医院です。おかげさまで開院当初から、たくさんの患者様にご来院いただいています。「第一に患者様のことを考えた治療を行うこと」を何より大切にしており、患者さんとの相互理解を重要視し、患者様にご満足いただけるよう医院作りに努めています。

所属学会・研修会

日本歯科医師会 会員/兵庫県歯科医師会 会員/姫路歯科医師会 会員/国際歯周内科学研究会 会員/JPDA 有床義歯学会 会員/研修会筒井塾 咬合療法コース/山田先生エンドベーシックコース/大阪SJCDベーシックコース/大阪SJCDレギュラーコース/OSIインプラントセミナー/S.O.R.Gベーシックコース/JACID インプラント100hコース/CALLベーシックセミナー

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